外国人を診察していると、エイズの問題にあたります。日本は先進国の中で、唯一HIV感染者・AIDS患者が増加している国です。アメリカやオーストラリアではHIV感染者は日本より多いですが、対策により効果が出て年々減少しているのに、日本で感染者が増え続けているのは、あまり効果が上がっていないからで特に男性の感染者が増えています。平成17年HIV感染者・AIDS患者の登録数を見ると、特に感染者の30%が外国人で、女性は7割が外国人となって、AIDS患者も同じ傾向がみられます。医者として政府にエイズ対策をお願いしていますが、日本の対策をみると本気になってやっているのかと疑いたくなります。
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