大会アピール
1981年アメリカで初のエイズ症例が報告されてから二十数年が経ちました。アジアで初めて国際エイズ会議が横浜で開催された1994年に、高校生エイズフォーラムがスターとしました。
この間エイズの治療法は飛躍的に進歩し、「エイズ=死の病気であり、怖い病気である」というイメージから、早期発見と適切な治療をすれば変わらない日常生活が送ることができる慢性の感染症へと姿を変えてきました。同時に完治はしないが治療可能な病気になったというイメージが人々に根拠の無い安心感をもたらしているのか、無関心・他人事意識が蔓延し、そのため日本においてはHIV感染拡大が今なお続いています。
このような状況において、14回目の高校生エイズフォーラムを開催するに当たりサブテーマを、「It's
all up to you〜あなたはどう考えますか?」に設定しました。
日常のレベルでHIV/AIDSについて正しく理解し、行動している人がどのくらいいるのでしょうか。
毎年、妊婦検査で約30人のHIV陽性が見つかっている現実、近年「できちゃった結婚」が増加している背景を私達はどう受け止めるべきでしょうか。
私たち一人ひとりが「自分にとってセックスとは何か」という問いに真剣に向かい合う必要があるのではないでしょうか。
未来ある私たち誰でもがいずれ直面する性の問題とHIV/AIDSの問題は密接な関係があることを認識し、自分事として考える、そこから予防行動がスタートします。
「まず知ろう!私とあなたと未来のために」そして「愛する人と共に〜命のつながり〜」を考えよう。 エイズは防げる病気です。
「エイズ 理解から行動へ 」
〜It's all up to you〜あなたはどう考えますか?〜
第14回高校生エイズフォーラム生徒運営会
委員長 神奈川県立寒川高等学校
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