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[1] あいさつ
神奈川県立高等学校性・エイズ教育実践研究会
1981年にエイズが報告され世界中に拡がりをみせる中、わが国でもHIV感染者やエイズ患者数が増加し、感染者・患者数(HIV/AIDS)は現在一万人を超え、なお増加の一途にあると言われております。こうした中で、国内を始め県内においてもこれまで予防に向けた様々な取り組みがなされてきました。そのひとつとして、神奈川県立高等学校性・エイズ教育実践研究会の高校生に対するエイズ予防啓発事業として、平成6年から高校生エイズフォーラムを開催してきました。
このフォーラムは、高校生がHIV/AIDSについての理解を深め、自らどう対応し、予防及び検査等の適切な行動に結びつけるかを、同世代の仲間とともに考え行動することで、少しでもHIV/AIDSの若年者への拡がりを予防することを目的としています。
今年で14回目を迎え、年々内容の充実と規模の拡大が図られる中で、当日は高校生を始めとして教師・保護者等467名が参加され、会場からの質問も多岐にわたり、熱のこもったフォーラムとなりました。
高校生を含めた参加者が、性に関する問題やHIV/AIDSについて、今年のフォーラムのテーマである「It's
all up to you〜あなたはどう考えますか?」にあるように、自分のこととして身近にとらえ、深く考える機会になったと考えています。
この度、フォーラムを中心とした様々な取り組みを報告書としてまとめましたので、ご覧いただくとともにHIV/AIDSの予防にお役立ていただければ幸甚に存じます。
最後になりますが、フォーラムに向けて述べ28回もの打ち合わせを行うとともに、「やまと産業フェア」や「神奈川工科大学祭」「横浜市男女共同参画センター」での予防啓発活動などにも積極的に取り組んでくれた県内8校37名の生徒運営委員の皆さん、そして、指導していただいた性・エイズ教育実践研究会の先生方に感謝の気持ちを述べるとともに、この活動をご支援いただいた、神奈川県教育委員会、大和市生涯学習センターはじめ、大和商工会議所、厚木保健福祉事務所、神奈川工科大学、財団法人エイズ予防財団、オカモト株式会社、ジョンソン&ジョンソン株式会社に心より感謝を申し上げます。
生徒運営委員長 県立寒川高等学校
高校生エイズフォーラム生徒運営委員会は、「It's all up to you〜あなたはどう考えますか?〜」を今年のサブテーマに設定し、エイズ予防街頭キャンペーンや高校生エイズフォーラムに向けて取り組みました。
夏休み中にオカモト(株)茨城工場・日赤血液センター・国立国際医療センター・厚木市立病院・読売新聞東京本社に取材に行き、私たちが疑問に思っている事や最新情報などについて調べ、エイズフォーラムやキャンペーンで少しでも多くの理解が得られることを願って働きかけました。私たちのこと活動が多くの人々のHIV
/AIDS の正しい理解と予防行動につながるきっかけとなることを願っています。
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本報告書は神奈川県立高等学校 性・エイズ教育実践研究会様のご協力、ご承諾をいただき掲載しております。
尚、一部個人名や学校名などは省略させていただいております。 |
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