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4.あとがき
今年で「高校生エイズフォーラム」は第13回を迎えました。平成6年に発足以来、毎年神奈川県下の県立高等学校から集まった生徒たちがエイズの問題を正面から取り上げ、自分たちの手によって自主的な普及・啓発活動を継続して行っています。
こうした高校生の活動は全国を見ても他に類がなく、高校生、教職員、保護者はもちろんのこと、専門家や専門団体からも高い評価を受けています。
今年度の「高校生エイズフォーラム」は、「あなたが主役!!生と性を大切に」をテーマに、調査研究発表、シンポジウム、フロアー発表などを行いました。調査研究発表は、紙芝居やクイズ、演劇などを駆使し、母子感染を中心に問題を提起しました。
シンポジウムでは、専門家の先生を交えながら、エイズの最新情報や医療現場の現状、検査の実態、海外のエイズ教育の紹介、エイズに対する思いを述べるなど、さまざまな角度からエイズについての理解を深める議論を交わしました。
参加していただいた皆さんには、エイズの理解をより深め、エイズが自分の問題であることを感じていただくことができたと思います。
このほかに今年度も「エイズ予防街頭キャンペーン」として、大和産業フェアーや神奈川工科大学に出向き、チラシの配布やエイズ防止を呼びかける啓発活動を行いました。
高校生が地域の方々や若者に直接働きかけることで、エイズを身近な問題として受け止めてもらうことができたと思います。
これらのフォーラムやキャンペーンを開催にあたりまして、ご協力頂いたシンポジストの先生方や、大和商工会議所、神奈川工科大学、厚木保健所の皆さま方には大変お世話になり誠にありがとうございました。また、神奈川県高等学校性・エイズ教育実践研究会の先生方には、大変お忙しい中を長期間に渡り生徒のご指導をいただきまして誠にありがとうございました。おかげさまで生徒たちは、掛け替えのない経験を積むことができました。心より感謝と御礼を申し上げます。
最後に、今年度の生徒の活動を本報告書としてまとめました。神奈川県のみならず全国各地の学校や地域でのエイズ教育活動の場にご活用いただければ幸いです。
神奈川県高等学校性・エイズ教育実践研究会 副会長
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本報告書は神奈川県立高等学校 性・エイズ教育実践研究会様のご協力、ご承諾をいただき掲載しております。
尚、一部個人名や学校名などは省略させていただいております。 |
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