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>5)シンポジウム「自分のため、大切な人のため・・・今すべきこと」(1/7)
最近、社会では性体験の低年齢化や10歳〜20歳代の性器クラミジア感染症の罹患率の上昇が問題となっています。私たち高校生の中にも、性や性感染症に対して知識がないままに性行為をして性感染症に罹患したり、予期しない妊娠で人工妊娠中絶を余儀なくされた人たちがいます。
日本は先進国の中で唯一HIV感染が拡大している国であり、HIVの感染爆発が懸念されていますが、HIV感染の状況を年代別に見ると若い年代ほど女性の占める比率が高くなっています。妊娠時に行われる妊婦検査ではHIV抗体検査が同意のもとで行われていますが、今までに累計380人の妊婦に感染が確認され、年間では平均約30人の感染者が継続的に確認されています。
現在のところHIV陽性者は男性同性愛の人々に多いため、「エイズは自分に関係ないこと」と無関心でいるうちに若い女性に感染が拡大しているという実態を私たちはどのように捉え、考えていったらよいのでしょうか。
私たちシンポジウム班は「自分のため、大切な人のため・・・今すべきこと」をテーマに、医療、地域、教育と様々な分野でエイズ問題に取り組んでいられる方々をシンポジストにお招きし幅広いご意見を伺い、私たち高校生が今そしてこれからすべきことを、会場の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
《 シンポジストのプロフィールとメッセージ 》
☆Sさん
大阪市立総合医療センター。感染症が専門で、1994年から小児エイズ診療に携わる。厚生労働科学研究エイズ対策事業(稲葉班:周産期・小児・生殖医療におけるHIV感染対策に関する集学的研究)、分担研究「HIV感染妊婦より出生した児の実態調査とその解析およびHIV感染妊婦とその出生児に関するデータベースの構築」の班長を務める。
(メッセージ)
HIVは普通の人間関係で感染します。初感染症状が感冒に似ていることから普通はHIVの検査を思いつきません。10年くらい無症状ですから、普通に妊娠してから検査を勧められて、初めて気付きます。これは母子双方にとって幸運なことです。お母さんは、病気がこじれる前に治療が始められるし、赤ちゃんは適切な処置で殆ど感染しないで済むようにできる。でも、このように断言できるようになったのは最近のことです。世界の現状は、日本のこれまでは、母子感染するとどうなるのか、防げたら問題解決か、などを論じてみたいと思います。
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本報告書は神奈川県立高等学校 性・エイズ教育実践研究会様のご協力、ご承諾をいただき掲載しております。
尚、一部個人名や学校名などは省略させていただいております。
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